部品からの再構成は、自由構成、すなわち部品生成を含む構造構成よりも簡単な課題であるのか。
部品生成負荷の軽減 :部品を生成する必要はないが、提示部品の意味解釈は必要である。 全部品統合負荷の増大 :自力では外在化されなかった内容も含め、全部品を整合的な構造に組み込む必要がある。 部品からの再構成は,部品生成の点では自由構成よりも容易であるが,課題全体として一概に簡単であるとはいえない。再構成では,部品の分節化・生成が提示部品の意味解釈に置き換えられるため,部品生成に伴う負荷は軽減される。一方,提示された全部品を使用するという制約により,自由構成では自力で部品化・外在化されなかった可能性のある内容についても,その意味を解釈し,全体構造の中に整合的に位置づける必要がある。したがって,再構成は認知負荷を一様に低減する課題ではなく, 部品生成に伴う負荷を軽減し,構造的関係の判断と全部品の構造統合へ負荷を焦点化する課題 と捉えられる。